保護者向け
保育園便り 2022年 4月号
令和、平成、昭和、その前は大正、明治。年号って日本独特ですね。年号から西暦に直すことは手間がかかるしグローバル時代に合わない、遅れているということで西暦に統一する流れが自然になってきました。 年号なんて考えたことも使ったこともないという方も多いことでしょう。
私は好んで年号を使います。深い意味はありませんが、しいて言うなら日本語が好きで他国にはないものだからでしょうか。(この園だよりもカタカナ語が極端に少ないことにお気づきの方は多いでしょう。そのため毎回少々お硬い文章になっていると思います)
多様性(ダイバーシティー)、アイデンティティー(主体性、自己同一性)、オンリーワン(唯一)、差別 化・区別化などの言葉をよく目にします。
「“自分”を大切にしよう」+「その上でお隣さんを大切にしよう」という意味だと思っています。
以前にも書きましたが「みんな違ってみんないい」ですね。子ども・大人を問わず個人を尊重することから始まり、 家族、保育園や学校、会社、地域、そして国レベルまでお互いを思いやることです。
満開の桜、桜吹雪などが新年度の代名詞ですが、沖縄では新緑でしょうか。深い緑の葉の上にみずみずしい緑の葉たちが元気よく風に揺られています。今の寒い暖かいのくり返しから暖かさが続くといよいようりずんの季節になります。
新入園児は若葉、進級する園児は深い緑葉です。それを支える幹や枝は父母の皆さん、おじいちゃん・おばあちゃん、私たち職員、そして具志地域の皆さんです。
昨年は開園したばかりで試行錯誤が続きました。園児があっちへ行けば職員もみんな付いて行き、園児が泣き始めると職員も一緒におろおろしましたが、次第にわかり合えるようになりました。今年度は私たちも経験を活かし見通しを持った保育を提供します。
にぬふぁ保育園では「多様で豊かな世界に出会い、こども自らが世界に働きかけ自分らしく生き生きと参加していけるよう、こどもと大人がともに暮らしを組み立てていく場を創造していきます」という保育理念 のもと皆様の大切なお子さんと職員、職員と保護者の皆様と一緒に歩んでまいります。
令和4年度の出発です。1年間よろしくお願い申し上げます。
冨名腰義裕
